精神分析6

自己心理学の臨床と技法
臨床場面におけるやり取り

J・D・リヒテンバーグ,F・M・ラクマン,J・L・フォサーギ著
角田 豊監訳

幼少期に性的虐待を受けた女性とのやり取りの詳細な逐語記録から,分析者の内的思考の変遷やクライエントの心の動きを生き生きと述べ,さらに「共感」「自己対象体験」といった自己心理学の鍵概念を用いていかに治療をすすめていくかを10の技法の原則に基づいて描き出す。
A5判/p.310/\4,830 /ISBN978-4-7724-0921-6〔2006〕

再考:精神病の精神分析論

ウィルフレッド・R・ビオン著
松木邦裕監訳/中川慎一郎訳

本書は,ビオン自身がケースを提示しつつ,精神分析と精神病理論について書いた8本の論文に,自らが再び思索を深め〈Second Thoughts〉,詳しく解説を加えたものである。フロイトからクライン,そしてビオンへと続く今日の精神分析を理解するうえで,必読の文献である。
A5判/p.200/\3,570 /ISBN978-4-7724-0974-2〔2007〕

セラピストと患者のための 実践的精神分析入門

オーウェン・レニック著
妙木浩之監訳/小此木加江訳

米国精神分析界を永らく牽引してきたO・レニック初の単著,待望の邦訳。フロイト以降の古典的精神分析理論において前提とされてきた原則の意義を症例のなかで検証しながら,治療者と患者がどのように作用し合っていくのかをわかりやすく解説した好著。
A5判/p.220/\3,570 /ISBN978-4-7724-1000-7〔2007〕

シュレーバーと狼男
フロイト症例を再読する

ジュール・グレン,マーク・カンザー編
馬場謙一監訳
岡元彩子,高塚雄介,馬場謙一訳

 本書は,人類の遺産ともいうべきフロイト症例(シュレーバー,狼男)を読み解く知的冒険の試みである。執筆者たちの緻密かつあざやかな症例検討によって,天才的なフロイトの技法論を学びつつ,さまざまな精神分析のキーワードについても理解を深めることができるであろう。
A5判/p.190/\2,940 /ISBN978-4-7724-1021-2〔2008〕

精神分析的心理療法
実践家のための手引き

ナンシー・マックウィリアムズ著
狩野力八郎監訳
妙木浩之他訳

患者と触れあうセラピストが知りたい基本的な事柄,セラピストとしての心構え,聴くこと・話すこと,困った場合の対処法,どのように転移や抵抗を解釈するか,ワーキングスルーをどう行うのか,終結をいつにするか,といった有用な知見を詳述。
A5判/p.384/\5,670 /ISBN978-4-7724-1096-0〔2009〕

方法としての治療構造論
精神分析的心理療法の実践

狩野力八郎著

本書は,治療構造論に基づいた精神分析的アプローチをさまざまな疾患に応用させた著者の臨床研究を集大成したものである。パーソナリティ障害に有効な「A-Tスプリット」についての実践的な論文も収録され,精神分析的心理療法を学ぶために恰好の臨床書となっている。
A5判/p.256/\3,990 /ISBN978-4-7724-1117-2〔2009〕