秋山 剛・大野 裕編著

これならできる中小企業のメンタルヘルス・ガイドブック
主治医の探し方、ストレスチェックからリワークプログラムまで

B5判 224頁 定価(本体2,600円+税) 2018年9月刊



ISBN978-4-7724-1643-6

 2014年6月の労働安全衛生法の一部改正によるストレスチェックの義務化が2015年12月より開始されたことにより,企業でのこころの健康対応は活発になりつつある。しかし,ストレスチェックを導入するといっても,何から手をつければいいのかわからない場合もあるだろう。
 中小企業のメンタルヘルスには,ストレスチェックだけではなく,職場での精神疾患への対応,復職時の対応,主治医の探し方,など,さまざまなものが含まれる。本書では,事例や図を含めつつ,中小企業の人事担当者・社労士の方など,いままでメンタルヘルスについて触れたことのない素人の方が読んでもわかりやすい本になるように,それぞれの項目を解説した。
 大きな柱であるストレスチェックには3つの目的がある。@一次予防(メンタルヘルス不調リスクの低減),A高ストレス者への医師による面接指導の勧奨(高ストレス者を早期発見し,医師による面接指導を奨めることで働く人々のメンタルヘルス不調を未然に防止していく。ストレスの程度が高くない方にも,セルフケアに関する情報提供や相談窓口の紹介を行う),Bストレスチェックを契機とした職場環境への取り組み(事業者側が職場のストレス要因を把握して職場環境の改善をはかり,ストレス要因そのものを低減させる)。
 人にとっての「労働」とは,とても長い時間を費やし,かつ生活には必要不可欠のものである。本書をきっかけとして労働者にとって少しでも働きやすい職場になるように,また労働者のポテンシャルが最大限に発揮されることにより会社全体の雰囲気も向上する,という正のスパイラルに繋がる一書である。

おもな目次

はじめに(秋山 剛)
第1章 社内教育(奥山真司・石橋佐枝子・工藤寛子)
第2章 ストレスチェックへの対応(福本正勝)
第3章 職域でよくみられる精神疾患(藤田康孝・後藤 剛)
第4章 復職時の対応・復職後のフォロー(秋山 剛・若林淳一)
第5章 よい主治医の探し方,活用法(秋山 剛)
第6章 よい産業医の探し方(廣 尚典)
第7章 社会保険労務士の活動の実例(山田晴男)
第8章 インターネットサイトの利用1(今村幸太郎・川上憲人)
第9章 インターネットサイトの利用2(大野 裕)
第10章 アプリの利用(青木悠太)
第11章 休職した社員のためのリワークプログラム(五十嵐良雄)
第12章 短期型リワークプログラム(田島美幸)