精神療法 第44巻6号 『現代のヒト~からだ~こころ』を考える
エキスパートの極上・人間論を満喫しよう!
特集 「現代のヒト~からだ~こころ」を考える―エキスパートの極上・人間論を満喫しよう!
はじめに―シンポジウム「“現代のヒト~からだ~こころ”を考える」への招待:原田誠一
仲間殺しの進化誌:岩田 誠
超高齢社会と認知症:大井 玄
自然人類学から見た現代人:尾本恵市
「両行」とこころのレジリエンス:玄侑宗久
うたと声と分かち合い:島薗 進
ヒト カラダ こころ と お料理。:土井善晴
天皇と日本人:本郷恵子
ルルド:融合するからだとこころ:森山成彬
ダブルバインド理論を超えて―「みせかけの相互性」の衝撃:安冨 歩
ゴリラから見たヒトの進化と未来:山極寿一
現代人の抱える問題:養老孟司
心と体をつなぐ型:渡辺 保
〈エッセイ〉
臨床活動から学んだことがら:大谷 彰
語りをそのまま聞くこと:岸本寛史
デカルトしてみた宇宙人:高木俊介
現代の心的外傷体験考―我が国が抱える“変化した/変化していない”問題点から考える:原田誠一
脳はしゃべってくれない:平木典子
「私のからだ~こころ」論:山中康裕
〈症例研究〉
思春期の娘の問題行動に悩む夫婦の事例―家族ルールへのアプローチ:萩臺美紀・高木 源・成海由布子・若島孔文
〈シリーズ/ケースの見方・考え方 41-3〉
溪.塾事例研究:「特異な身体接触を求める小学生女児の事例」:中島法子・山中康裕・岡田康伸・名取琢自・髙橋幸治・木村佐枝子・田口多恵・中島登代子
〈連 載〉
精神分析の一語 第27回 抵抗:松木邦裕
鞄に硯を携えて―私の墨汁一滴 第26回 私に講義させてくださった,各大学の教授・学長さんたち―〈その2〉:山中康裕
精神療法と病跡学 第2報 ドストエフスキー:高橋正雄
プラグマティック精神療法のすすめ 第2回 患者体験の意味:和田秀樹
〈書 評〉
傳田健三著「なぜ子どもは自殺するのか―その実態とエビデンスに基づく予防戦略」:張 賢徳
森 茂起著「フェレンツィの時代―精神分析を駆け抜けた生涯」:鈴木智美
古田直樹著「発達障害児と保護者を支える心理アセスメント―『その子のための支援』をめざして」:村田豊久
アーノルド・R・ブルーン著「EMP 早期記憶回想法マニュアル」:山城沙千子
ジェフリー・E・ヤング,他著「自分を変えれば人生が変わる」:井上和臣
シェリ・ヴァン・ダイク著「ティーンのためのマインドフルネス・ワークブック」:野中舞子
アーロン・T・ベック,他著「ベックの統合失調症の認知療法」:林 直樹
セシル・G・ヘルマン著「ヘルマン医療人類学―文化・健康・病い」:大月康義
ルネ・ストラ著「バウムテスト」:山中康裕
スーザン・ギャン,他著「組織と個人を同時に助けるコンサルテーション―企業や学校,対人援助サービスで使えるシステムズセンタード・アプローチ」:武井麻子
ブライアン・フィース著「母のがん」:明智龍男
下山晴彦監修「ストレスチェック時代の職場の「新型うつ」対策―理解・予防・支援のために」:影山隆之
市川宏伸編著「発達障害の早期発見と支援へつなげるアプローチ」:志賀利一
〈観劇評〉四代目市川猿之助「スーパー歌舞伎Ⅱ ワンピース」:山中康裕
〈患者から学ぶ〉
人生のテーマをともに歩む:平尾和之
[Review of Books Abroad]
Stern DB & Hirsch I (Ed) : ① The Interpersonal Perspective in Psychoanalysis, 1960s-1990s :Rethinking transference and countertransference. ② Further Developments in Interpersonal Psychoanalysis, 1980s-2010s : Evolving interest in the analyst’s subjectivity:小松貴弘
〈海外文献抄録〉
小川豊昭,他
〈学会の印象〉
IPA(国際精神分析学会)アジア太平洋カンファレンス:池田政俊
日本集団精神療法学会第35回大会:西村 馨
〈かたるしす〉
〈てらぺいあ〉
映画にならない話:川原達二